足立山妙見宮 和気清麻呂公創祀全国唯宮 御祖神社

宮司の社務日記~綿津美神社の秋祭

今朝テレビの天気予報で雨が降ると言っていました。まさか…と思っていましたが、だんだん雲行きが怪しくなり、お昼すぎにぱらっと降りました。さすが当たるなあ~~と感心!午前中社務所にいましたが、風が冷たい。思わず自宅に戻り、長袖のシャツに着替えました。標高の高い妙見宮は、一足早い秋さなかなのかもしれません…。

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さて昨日の夕方、境内神社である萩崎町鎮座の綿津美神社の秋祭、前日祭が斎行されました。この神社はメディアドーム近くに位置しております。氏子さんの高齢化もかなり進んでおり、三十年近く祭典奉仕しておりますが、参列者含め拝殿内にいる人間で一番若いのはいつも斎主の宮司。来年50歳ですが、若い方の参加はありません。それでも小さな神輿を毎年巡行して神事を継続いたしております。

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13時に神社を出発して巡行します。90分くらいで神社へ帰ってきますが、今年は60分過ぎくらいで神社へと帰ってまいりました。神社へ御神輿が帰ると、還幸祭、引き続き大祭当日祭と神事が進み、終了となります。神輿を大人四人で担ぎます。本当に小規模かもしれませんが、この神事を町内の皆々で続けていく、継続する事こそ私は尊いと思っております。伝統行事も一度中止すればなかなか再開することは困難です。

『神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を運ぶ』

これは鎌倉時代に制定された御成敗式目の第一条に記されている言葉です。神様は人間の尊び敬う心によってそのお力を増し、また人間は神様のお力をいただいて運を開く。神様と人とは一方通行ではなく、お互いがお互いを高めあうということ。お詣りをし神事を通じて、お神さまのお力、ご加護を頂くということであります。人が見向きもしなくなれば、神様のお力もなくなっていくことでしょう。

昨年台風で御神幸は中止となった故、今年は無事御神輿が出御して嬉しかったです!!