足立山妙見宮 和気清麻呂公創祀全国唯宮 御祖神社

宮司のひとり言~供養祭ご奉仕にあたり…

こんばんは。本日もご奉読ありがとうございます。

さて、週明け月曜日のご奉仕です。今日の宮司のご奉仕は、ご社頭です。予約は10時の鰻供養のお祓いです。鳥町食堂街にある老舗「川淀」さん主宰のお祓いであります。先代からのお付き合いで、もう長年のお付き合いです。今日もご神前に生きた鰻をお供えし、神事終了後近くの池に鰻を放流しました。

    

先月のお彼岸、先々月のお盆と地元の料亭さんの供養祭のご奉仕を斎行しました。生きとし生けるものを生業(なりはい)としてご商売なさる方は、どこかで感謝の御祭を斎行することこそ今後の商売に生かされることと思います。生けるものを殺生している感覚がなくなると、人は傲慢になります。私はそんな心の中で繁昌とかにつながるとは決して思っておりません。古来より生きとし生けるものにまた神々のお力が宿っているなら、そのお力に感謝申し上げることが古来日本人の考え方と思います。それは農耕民族であることであり、決して狩猟民族ではないということ…。

(命を)いただきます!という食前感謝は、日本人の生活習慣であり、生き物に対する考え方だと思います。