2024年9月22日
宮司ブログ~秋分の日にあたり、会と祭の違い。
こんにちは。本日もご奉読ありがとうございます。お彼岸になると必ず彼岸花が咲くのですが、今年は猛暑のせいもあり、境内に咲く彼岸花は少なく感じます。
お彼岸は神道家でも祖先のお祭りを行います。春季祖霊祭、秋季祖霊祭と春・秋に行う行事です。でもどちらかといえば、お寺さんがお忙しいと思います。
さて、私がいつも不思議に思うことは、お寺さんの前の掲示板を見ると今なら「彼岸会(彼岸会)」と書かれています。あまり気にしていなかったのですが、お寺さんの行事は必ず「●●会」と書かれています。でも神社の行事は、「●●祭」と書かれています。「会」と「祭」の違いは?
仏教でおっしゃる「会(え)」は供養のための集まりを意味するそうで、一般的に「かい」とは読まず「え」と読むそうです。
これに対して神社では「祭」を使用します。この「祭」という本来の意味合いは「神事」であるということ。神様に楽しんでいただくよう、主役が神様だということになります。よく一般的に「まつり」という言葉を使用しますが、個人的に楽しむイメージをお持ちですが、本来の意味合いは神道の行事、神事として使われていました。
たとえば、豆まきの節分、お寺さんでは「節分会」お宮では「節分祭」となります。