2009年2月6日
初午祭
今日は、最初の午(うま)の日、初午祭の日です。当神社にも境内末社として、大学稲荷社、高倉稲荷社、玉姫稲荷社と三社ございます。今日は早朝に神饌をお供えし、夕方祝詞を奏上させて戴きました。
和銅4(711)年のこの日、稲荷の祭神が伏見山上にお降りになった日を御縁日として、毎年お稲荷さんのお祭り日とされています。御祭神「うかのみたまのかみ」は、五穀をはじめあらゆる食物や蚕桑を司る神様で、特に稲の生産豊穣を守護してくださる神様と言われています。中世から近世へと、商工業が発達すると共に商売繁昌など農業だけでなく諸産業の神様として信仰を集めてまいりました。
時代の流れとともに、お稲荷さんをおまつりしなくなったり、またお稲荷さんがお祭りされているがそのままになっているなど、神職から見れば淋しい思いです。不景気と云われる今だからこそ、心を落ち着けて、神々の前で真摯な気持ちになっていただきたいものです。