足立山妙見宮 和気清麻呂公創祀全国唯宮 御祖神社

宮司のひとり言~次世代につなげていくこと…

こんにちは。本日もご奉読ありがとうございます。

昨晩、当社神楽殿において小倉支部の神職の神楽研修会。コロナ禍で数年中止でしたが、昨年から再開。

私たち小倉の神職は、御神前のご祈願で必ず神楽をあげます。主に太鼓ですが、摺鉦(すりがね)、笛(篠笛)と3つの楽器で合奏します。神楽は楽譜がなく、口伝と言われるもの。私も先輩神職さんが演奏する神楽をカセットテープに録音し、何回も繰り返し聞きながら太鼓と打ち方や笛の指使いを学んでいました。ただ、口伝ゆえに皆さん微妙に違いますので、皆で集まってそれぞれの特徴を学びながら、いつでもだれとでも合わせられるよう、こうやって集まって練習をします。

私は昨日、残念ながら他の会合に出席したため参加できませんでしたが、地元の神職が伝えていかなければならない大切な文化の一つと思います。

ご参考までに参加している神職は小倉・門司の神職。境川を超え戸畑、若松、八幡になると筑前の国。ここでは筑前の神職による筑前神楽となり、北九州には神社でもおおむね2種類の神楽が存在します。両者とも神社の神職が次世代に大切に伝えているものであります。