2024年3月20日
宮司のひとり言~春分の日
こんにちは。本日もご奉読ありがとうございます。
昨晩から風が強いこと、強いこと…。もう台風並みですね。午前中はその風にあおられながら、午後から若干弱まりましたが、まだまだ強く吹いています。一気に寒が戻ったような感じで、暖をとって社務を進めています。
さて、「春分の日」「自然をたたえ、生き物をいつくしむ」日とされています。宮中では、「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」という先祖を祀るお祭りが行われます。当社も権禰宜さんは神道家の彼岸祖霊祭、私は料亭さんが主宰する彼岸供養祭のご奉仕に参りました。先祖を祀り、生き物をいつくしむ、それぞれのお祭りにご奉仕しました。
参拝者からの質問で、「なぜお彼岸はご先祖様にお参りするのですか?」という質問。私は「お彼岸は昼と夜の時間が同じになる時期で、あの世とこの世が一番近くなるので、ご先祖様に手を合わせるのですよ」と…。諸説ありますので、ベストアンサーではないと思いますが、いずれにせよ一年に何度かご先祖様を思い起こす時間であり、先祖を大事にする心こそ日本人の昔からの受け継がれた伝統だと思います。