2015年9月24日
宮司の社務日記~雅楽の夕べ
昨日午後4時より当神社神楽殿におきまして、『平成27年雅楽の夕べ』が開催されました。出演は、舞楽の舞人を「女人舞楽 原笙会」様に、管弦である雅楽の演奏を「天理関門雅楽会」様で、今年で四回目となりました。関係者が集合し、午後1時よりリハーサルが行われました。ここで初めて出演者が集うので、リハーサルも細かなところまでチェックされていました。
定刻通り午後4時開始。司会は3年目を迎える猪原優華さん。年々お上手になっているようです…。とにかくお天気が心配な私は早めの挨拶。でも立ち見の方もいて、推定150人くらいでしょうか、嬉しいかぎりです。
最初は、管弦 太食調(たいしきちょう)合歓塩(がっかえん)です。正面からの写真がなくてすみません…。
次に、舞楽「迦陵頻」。昨年は胡蝶、今年は迦陵頻と代表童舞の演目でした。この童舞を地元の子供たちがこの舞台で待っていただけるのが私の夢でもあります…。次に、現代曲の演奏。今年もワークショップ形式で行って頂きましたが、この辺りから雨が降り始め風も強くなってまいりましたので、悠長にはできませんでした。
最後に、舞楽「胡飲酒(こんじゅ)」。お酒に酔った舞なのですが、お酒に酔うという舞は、能楽でも『猩々』という曲がありますが、足元がよろよろと酔った型がありますが、胡飲酒はどのように表現するのか、舞人にとっては難しい曲であります。力強さの中にちょっとユーモラスなところを表現した舞人の解釈が伝わってまいりました。個人的に感動しました…。上写真でお分かりのように、傘をさして最後まで熱心に観覧して頂きました。主催者側を代表して心より御礼申し上げ、来年開催の励みとさせていただきます…。