足立山妙見宮 和気清麻呂公創祀全国唯宮 御祖神社

宮司ブログ~お彼岸の中日です!

おはようございます。本日もご奉読ありがとうございます。

お彼岸の中日ですが、あいにくのお天気。でも彼岸入りの先週末より、墓苑のお参りの方も多くお見受けしました。

さて、彼岸の名称は、梵語を漢訳した「到彼岸」(とうひがん)の略で、現実の生死の世界から煩悩を解脱し、理想の涅槃の世界に至るという意味だそうです。彼岸の本来の意味は、七日間にわたって行われる法会(彼岸会)のことです。これは日本独自の行事となります。この期間、寺院では彼岸会の説法が催され、民間では仏壇やお墓を掃除🧹して、おはぎや団子🍡を供え、先祖の供養を行います。

ちなみに、「おはぎ」と「ぼたもち」ですが、時期によって名称が変わります。秋の彼岸にお供えする「おはぎ」は、萩の花からこの名称となっており、春の彼岸にお供えする「ぼたもち」は、牡丹の花からこの名称となっています。

説明文は仏教的な意味合いをどこも説明しておりますが、元来先祖供養の時期として日本人に定着しております。宮中でも春と秋の皇霊祭としていとなまれており、もちろん神道では先祖のお祓いの時期と位置付けられています。

なぜ彼岸なのか?諸説ありますが私個人の意見として、昼と夜の時間が同じだから…。つまりこの世(現世)とあの世(幽世)が最も近くになる時期。ご先祖様に一番近くでお会いできるからだと推測します。

墓苑から市街地をみてます。雲があついですね。