2020年12月2日

禰宜のひとり言～師走のお花

皆さま、こんにちは。

朝晩だけでなく、日中も気温がなかなか上がらなくなり冬の訪れを実感しています。

華道・花空間演出家（Ikebana Artist）伊藤文香先生による12月のお花の奉納です。

タイトルは「楚々」。

お花を一目見た瞬間から、深い緑色をした葉にグッと引き込まれました。

夏のような「青々とした」緑色とはまたちょっと違い、深く重みのある緑色だと思います。

先月の華々しい雰囲気とは一気に変わり、ピリッとした冬の空気を感じました。

花材は白椿と菊、どちらも福岡県産です。

やはり、椿を見ると冬だなあと思いますね。

私がおもしろいと思ったところは、冬の椿と秋の菊がストンと融合しているところです。

秋と冬、それぞれの季節の花が違和感なく一つの作品を成している点は流石伊藤先生です。

伊藤先生、今月も素敵なお花をありがとうございます。