2021年4月11日
禰宜のひとり言~吹奏楽、豊前神楽の奉納
皆さま、こんにちは。
今日も山の線がくっきりと空に映えていますね。登山者をお見かけすると、私もワクワクしてしまいます。
春まつり3日目の今日は、神楽殿にて北九州市立霧丘中学校の吹奏楽部の皆さんによる奉納演奏会と、三毛門神楽講の皆さんによる豊前神楽の奉納がありました。
たくさんの部員の皆さんがお越し下さり、たっぷり1時間演奏して下さりました。
誰もが知っている名曲ばかりで、被り物をして演奏したり学生さんが前で踊ったりと、耳だけでなく目で見ても楽しかったです。
神社の駐車場まで演奏が響き渡り、とても賑やかなひと時で、私もアンコールまで楽しませていただきました!
午後からは、三毛門神楽講の皆さんによる豊前神楽の奉納。
演目ごとに丁寧な説明があるので分かりやすかったです。
今年はコロナがまだ落ち着いていないので餅撒きはせず、マスク着用での手渡しでした。
もちろん神楽講の皆さんはこまめに消毒をされています。
豊前神楽と言えばこれ!と言っても過言ではないくらい、見ているこちらもハラハラドキドキする演目「盆」です。
本物のお米を入れてお盆をくるくる回しています。今回は中学生がされているとのことで感動しました!
成功したときは観客の皆さんの歓声が沸き起こり大変盛り上がります。
鬼に抱っこしてもらった赤ちゃんは、1年間無病息災と言われています。
お子さんは何が何だか分からず、ぎゃんぎゃん泣いています。
今回は私も舞台に上がらせていただいて、白い鬼にくるくる回してもらいました!
子どもの頃は鬼が怖くて隠れていたので、初めてで嬉しかったです。
鬼が腰を痛めていないか心配ですが・・・ありがとうございました!
ちびっこ鬼も可愛いですね。
楽も大変すばらしく、太鼓と摺り鉦(すりがね)はずっと一定のリズム、且つ音に張りがあって圧倒されました。笛もかすれず綺麗です。
神楽の語源は「神人和楽(しんじんわらく)」と言って、神様と人が共に和み共に楽しむというものです。
今日もまさにその境地だったと思います。
妙見さまも清麻呂公も、私たちと共に楽しんでいただけたと信じています。
明日12日(月)は奉納行事はなく、春まつりの最終日13日(火)は11時より拝殿にて春季例大祭が斎行されます。
妙見宮の神職3名と小倉に鎮座する神社の神職4名の総勢7名での祭典です!
私が妙見宮に戻ってきてからは、こんなに神職のいる祭典は初めてなので楽しみです。
当日は雨予報ですが、御本殿も綺麗に掃除して臨みたいと思います。