2021年5月5日
禰宜のひとり言~端午の節句とこどもの日
皆さま、こんにちは。
昨晩から雨が降り続いていますが、気温はそこまで低くないですね。
今日は、1日限定御朱印として「端午(たんご)の節句」御朱印を頒布します。
端午の節句は五節句のうちの一つ。
端は初めという意味で、初めの午(うま)の日のことを端午と呼んでいました。
端午節は中国の伝統行事でもありますが、『養老令』第三十「雑令」四十「諸節日」条には、5月5日を節日(せちにち)にするとあり、日本でも早くから年中行事となっていました。
菖蒲は邪気を祓うと信じられていたことから、この日に菖蒲蔓(あやめのかずら:冠に菖蒲の葉を挿すこと)を身に付ける風習が内裏の儀式としても行われていましたが、次第に宮中での儀式は衰退していき逆に民間では盛んになっていきます。
今では、端午の節句(菖蒲の節句とも言います)であるとともに「こどもの日」でもあります。
こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日です。
コロナ禍になってから、特に女性や若者の自殺者数が増加しています。
私たちは、これからの日本の未来を担うこども達を大切にしなければなりません。
こども達一人ひとりと向き合い、人格を重んじ、また命懸けでこどもを産み、育ててくれるお母さんにも感謝をしましょう!