2022年9月25日
宮司のひとり言~合葬奥津城(合葬墓について)
こんにちは。本日もご奉読ありがとうございます。
なかなか更新率がアップしないので、反省しております。
ちょうど今お彼岸の期間。明日には彼岸明けとなります。神社の神道墓苑も皆さんお参りにお越しなっていました。そして気づいた方もいらっしゃると思いますが、墓苑の奥に新しい奥津城が誕生しました。
これは「合葬奥津城」(がっそうおくつき)といって、いわゆる合葬墓と言われるものです。個人墓とは違い、多くの人が一緒にお骨を納骨するお墓となります。昨今、お墓を継承する人がいない、自分の死後子供の負担をかけたくない、お墓にあまりお金をかけたくない、かけられない、先祖代々のお墓を守るのが困難など様々な問題が出ております。最近はこのような背景から散骨や樹木葬など新たな取り組みも生まれました。
私もある喪家よりご相談を受け、子供がいないのでお墓の継承者もいないからということ、墓石はいらないなど、様々なご相談がありました。総合的に判断して、この合葬奥津城が誕生しました。”墓じまい”と言ってもいわゆるお墓のお引越しです。先祖の遺骨をどうするのか、意外とあいまいにお考えの方もいらっしゃいます。どこにどのようにして最終的に埋葬するのかなど。やはり私たちが生まれ育ったこの国土に鎮めてあげることが一番の御霊の供養かと思います。
あと、芳名板ができて完成です。
墓苑からの風景はまた絶景であります。