2023年1月19日
宮司のひとり言~厄年の事…早生まれの人は?
こんにちは。本日もご奉読ありがとうございます。
さて、どんど焼きも終わり、一区切りつきました。これからは節分までの期間、厄祓・八方除け、星厄祓のシーズンとなります。
今日もこのケースがあったのですが、早生まれの方がお越しになった時、私は本厄ですか?後厄ですか?と迷われています。例えばよく神社などで見かける早見表の場合、男性42歳の本厄は昭和57年生まれの方と表示しています。しかし昭和57年1月1日から昭和57年2月3日生まれの方は本厄年ではなく後厄年となります。
通常のカレンダーは1月1日に始まり12月31日に終わります。ところがこの厄年とか星回りとかは、干支暦(かんしれき)という暦で見ます。これは2月4日の立春がスタートで2月3日の節分で終わります。つまり1月1日から2月3日生まれの方は、前の年の表示に該当します。わかりやすく言うと、同級生と同じグループ、2月4日以降のお誕生日のかたは、下級生と同じグループというわけになります。
おわかりいただけましたでしょうか?意外とこのことについてあまりネットでも詳しく書いておらず、また表示通りで構わないということを言っているサイトもあり、正直驚いています。また暦の知識のない神職さんがそのようなことを言われて、戸惑っていた参拝者もいらっしゃいました。
年回り、星回り共に同じです。早生まれの方はどうぞご注意くださいませ。
今日おみえになった参拝者は若い女性でしたが、立春がスタートということを知っていました。
神職はきちんと本当のことをお伝えしないといけないと思っております。