2015年9月12日
宮司の社務日記~絵馬堂(旧拝殿)の解体
神社史を調べてないので定かではないのだが、おそらく大正年間にこの絵馬堂(旧拝殿)はこの場所に移築されたようです。もともとは神社中段(おみくじを結ぶ場所)にあった建物で、氏子さんが祭典後直会をしたり、御神輿が入ったりという使い方だったようです。昨日まで瓦を撤去し、本日いっきに解体となりました。
有難いお話だが、平成15年北九州市教育委員会が発刊した、『北九州市の神社建築』という冊子があります。その中にしっかりと記載されていました。神社建築に興味がある方は必見の書物です。残念ながらこれは非売品ですので販売されていませんが、市内の神社の建物の平面図、驚くことは神社彫刻、棟札まで詳細にまとめられております。興味のある方は図書館などで閲覧できるかと思います…。
私が生まれた時からあった建物がなくなることは、大変淋しい思いがします。『新しく建てますか?』と氏子さんから尋ねられますが、今のところ考えておりません。必要に応じて今後考えようと思います。それより、宝くじでも購入してみようかな~~?