2016年2月22日
能の舞台を終えて…
昨日、北九州はマラソン大会で朝から花火が上がり、大いに盛り上がっていました。また21日は神社の御創建者であり御祭神 和気清麻呂公の祥月命日にあたり、和気公祭がご縁の方々のご参列を頂いて祭典を斎行いたしました。ホテルの出張婚礼もありましたが新幹線口はマラソンで交通規制が行われており、ホテルまでの往復はタクシーを使わざるをえなく、不便なところもありました。
さて、午後から宮司はお休みを頂きました。所属する会の舞台があり、私もお務めしました。
今朝の西日本新聞と読売新聞には掲載されていたようです。『百人猩々』という、能『猩々』の謡を百人で能楽堂の舞台で謡うという企画。年末に大勢で歌うベートーベンの第九のようなもの…。それくらいの事では別になんてことはないのですが、昨日は『猩々』という曲のオンパレード。子供たちが演ずる袴能あり、仕舞あり、ほぼ素人だけで演ずる能です。今回ワキ方だけが玄人さんで残り囃子方、地謡、シテはすべて素人。シテは天文学の学者さん、地謡は神主、税理士、設計士、ラジオアナウンサーなど多岐にわたっています。最初から最後まで緊張の連続。私は地頭と言っていわゆる謡のパートリーダー。こけるわけにはいきません!!またしっかり声を出さないといけないので、体いっぱい使って声を出しました。お腹から声を出す腹式呼吸をさらに超越?したようなそんな感覚でした。昨日の舞台3歳から80歳まで、すごいことです。
私も神社にご奉仕する宮司。日本の文化伝統を理解し伝えていくお役目があるかと思います。その文化伝統の一つ『能楽』をもっと現代の多くの人に興味を持ってもらいたいものです!!声を出すって、楽しいですよ!