2016年5月28日
宮司の独り言~雑談も大切…
週末になると、社務所では朱印の依頼が多くなる。過日、書道店の売り出しで自分好みの筆を大量に購入したので、朱印の揮毫も最近ちょっと調子が良いです。朱印の揮毫が終わり、初穂料をお納めいただき、朱印帳を渡す際必ず一言世間話をするのが習慣となっています。もちろんご祈祷など社務が多忙な折は決してそんな余裕はないのだが、社務に余裕がある時は必ず話しかけています。今日、お一人は埼玉からの参拝者。今日お詣りしたこちらは妙見さま。埼玉にある秩父神社も妙見さまですよ~なんて話から、妙見の意味合い、歴史など3分ほどの立ち話。次の依頼者は茨城出身で、今は長崎単身赴任。ここ豊前の国は一の宮が宇佐八幡宮ですから、八幡神社が多いんですよ、という話から、関東は氷川神社が多い。九州ではあまり見かけない。地域によってお祀りするお神さまも違いますねと、5分ほど立ち話。たわいもない雑談ですみませんなんて申し上げますと、いやいや逆に良いお話でしたと添えられました。30年近く神主をして、決して聡明な知識は持っていませんが、まあそれなりのお話くらいはできますよといった具合です。逆に私は参拝者が神社に何を求めてらっしゃるのか、知るきっかけにもなります。
社務所に紫袴の神職を見かけたら、気楽にお声をおかけください…。お答えできる話ならいつでもお答えしますが、知らない時は知らない!とお答えします…。