足立山妙見宮 和気清麻呂公創祀全国唯宮 御祖神社

宮司のひとり言~趣味で感じたこと…

こんにちは。本日もご奉読ありがとうございます。

朝から曇り空。陽射しはないが、湿度は高くちょっと動くだけで汗がにじんできます…。

    

さて、今日はちょっと宮司の趣味の話でもします。写真は福岡市にある大濠能楽堂。過日は将棋棋士の藤井聡太さんが最年少二冠になった場所でもありますが、もともとは能が上演される能楽の舞台であります。来月、この舞台で私が稽古する流派(宝生流)の九州在住の流友の会が開催されます。私は毎月2回、こちらまで1時間かけて稽古に通っています。毎年開催の素人のおさらい会なので、内容は素謡と仕舞となります。今年はコロナ禍で発表する舞台はほぼなかったのですが、唯一今年は来月の会だけ行われ、一昨日はその最終稽古でした。

自身が出る素謡や仕舞より、他の人が舞う仕舞の地謡(シテの後ろで謡うこと)を暗記するのが何より一苦労…。今だにまだ覚えていません。役者さんがセリフを覚えるように、私も謡を覚えるのですが、なかなか覚えられず難儀しています…。50歳過ぎると、さすがに記憶力、暗記力は低下していると実感します。

過日の稽古で一番悲しかったこと、それは稽古するお弟子さん、私以外皆女性…。ちょっと寂しい気がしました。でも稽古着の服装は、浴衣。私も稽古に行くときは浴衣を着用して行きます。普段は神職の白衣・袴と同じ和装ですが、浴衣だとちょっと気分も変わります。車に乗って和服姿で通うのは、ちょっと楽しいですね。

普段なかなか和服を着る機会もないのでしょうが、慣れると意外に着心地よいですよ。チャンスがあれば、ぜひおめしになってください。