2021年2月3日
禰宜のひとり言~初午(はつうま)のお祭り
皆さま、こんにちは。
今日は日差しがありますが、少し肌寒く感じます。
今日は立春であり、初午(はつうま)の日でもあります。
妙見宮には大学稲荷社、高倉稲荷社、玉姫稲荷社と、お稲荷さんがお祭りされているお社が3社あります。
稲荷大神が京都にある伏見稲荷大社の稲荷山に初めてご鎮座された日が和銅4年2月の初午の日と言われています。
私たちが過ごす毎日を十干十二支に充てて、2月の最初の午の日がその年の初午の日となり、妙見宮でもその日にお稲荷さんのお祭りをしています。
毎月2~3回、安産の戌の日があるのも十干十二支を充てているからです。
貞永元年に鎌倉幕府によって制定された「御成敗式目」の第一条の註に、「神は人の敬によって威を増し、人は神の徳によって運を添ふ」とあります。
つまり、人々が神様を敬い、お祭りすることで御神威(神様のお力)が発揚され、人々は神様の御神威をいただき感謝することで、さらに幸せになることができる、ということです。
今日、妙見宮の初午祭にご参列くださった方々、また日々お稲荷さんを崇敬しお詣りされているすべての方々に、お稲荷さんのご加護がますますありますよう心よりお祈り申し上げます。