2021年5月7日
宮司のひとり言~鳥居の外での活動について
おはようございます。本日もご奉読ありがとうございます。
たまに書く宮司のブログも近況など少し書いておりますと、ご参拝の折お声をかけてくださる方もいて、ちょっと嬉しくなります。こんなつたない文章でも読んでいただくと、張り合いが出るというものです。
ということで、連休中も神葬祭のご奉仕や節句の特別御朱印などで、あっという間に終わった気がします。ちょっとのんびりしたい気分ですが、昨日は午後より周望学舎(北九州の年長者大学校)の講師で出向。昨日の講義は『暦』についてお話ししました。
インターネットの普及でもはや暦を年末に購入する人は少なくなったと実感しておりました。昨日も受講生30人位でしたが、ご家庭に暦のある方とお尋ねしたところ、10人もいらっしゃいませんでした。でもよくよく考えてみると、たぶん暦の見方を知らないんじゃないのか、見方を知っていると意外と一年間の自身の過ごし方も少しは変わってくるような気がします。今回はいわゆる季節の移り変わり(二十四節気や七十二候)、そして良い日悪い日など選日の見分け方、最後に九星のお話から星回り、運気などのお話まで拡げましたが、残念ながら最後は時間が足らず早口で説明して終わりました。
今回の講義の演題は私にとっては「お初」だったので、時間が余るのか足りないのかわからずの講義でしたが、初回はこんなものかなと反省もしてります。
私は神社庁主催の暦の講義を結構な回数で受講しております。それは単純に大学の授業で習うことなく、実際神職となってご社頭に暦を置いているのにその内容について知らないということで、ずいぶん勉強しました。一応命名のやり方まで教わりましたが、今は神社に命名をお願いする方もいないので、これも時代の流れだと思います。
実は先月22日にも講義にお伺いし、その時はお仲間と一緒に「雅楽」についての講義と演奏会をしました。上写真を受講生の方がわざわざプリントアウトしてくださり、記念にいただきました。ありがとうございました。
私は一年三百六十五日、ほぼ神社におります。ここ数十年、長期の旅行もありません。ほぼ毎日いる神社の空間、私は大好きです。この大好きな空間を多くの人に知ってもらいたい、そのための情報発信として、鳥居の外に出かけてお話しすることも大事なお勤めと思っております。ようやくお声もチラホラかかるようになり、身の丈のできる範囲でご協力させていただいております。でもこれは自分自身の勉強にもつながりますので、前向きに考えております。
来週、実は同業者さんに1時間、神道教化という授業で講義をする予定です。まだ内容について整理してないので、週末チェックしようと思いますが、福岡県も緊急事態宣言の期間となりますので、どうなるのか微妙…です。
もしご縁がございましたら、どうぞ聴講されてみてください。(^0^)