足立山妙見宮 和気清麻呂公創祀全国唯宮 御祖神社

宮司のひとり言~鞴祭(ふいごまつり)

こんにちは。本日もご奉読ありがとうございます。

今月は頑張って毎日更新していたのですが、昨日の神事の時間が遅かったので、更新ができませんでした。

昨日11月8日は、「鞴祭(ふいごさい)」といって、お稲荷さんのご縁日でした。「鞴祭」と言ってもなかなか理解できないと思います。もともとは鍛冶屋や鋳物師が行う行事で、「ふいご」を休ませる行事。「ふいご」とは、炉に風を送る装置のようなもの。「炉を休める」というか「炉」があるお仕事の方々は日頃の「炉」や「ふいご」に感謝なのだが、令和の現代ではこれから稼働する暖房器具の安全祈願とか、これからの冬に暖房器具使用にあたり火事にならないよう火伏の意味合いも込められているようです。特に私がご奉仕した魚町の町内会では以前火事があり、なぜかこのお稲荷さんが鎮座していたビルは火事から逃れ、隣近所はすべて燃えてしまったといういきさつがございまして、今でもこのお稲荷さんは町内の皆様で大切に御信仰されています。

この「鞴祭」と2月にある「初午祭」がお稲荷さんの大切な年中行事となっております。