2021年11月23日
禰宜のひとり言~今日は
皆さま、こんにちは。
今日は風が冷たく、また晴れたり雨が降ったりとコロコロ空模様が変わる一日でした。
今日は「勤労感謝の日」。
一生懸命に勤めに励むことを尊重し、生産を祝い、私たちがお互いに感謝をしあう日です。
豊穣を祈念する2月の「祈年祭(きねんさい」と対置され、戦前までは「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれていて、祭日の一つでした。
「新」は新穀、「嘗」はお召し上がりいただくことを意味します。
明治6年(1873年)の新暦採用までは、11月の下卯(げう:第2の卯の日 ※三卯あれば中卯)の日を祭日としており、『皇室祭祀令』第九条で新嘗祭は大祭の一つに掲げられています。
この日、宮中では天皇陛下が自らお育てになり今年収穫された穀物(特にお米)を供え感謝し、初めてお召し上がりになります。
年ごとの新嘗祭に対し、天皇の即位後、初めて行われる一世一度の新嘗祭は「大嘗祭(だいじょうさい)」と言います。令和元年のことなのでまだ記憶に新しいのではないでしょうか。
何気ない祝日も、調べてみると奥が深く、なが~い歴史があるものもあります。今日もそうですね。
今年の祝日は今日で終わりですが、残念に思わず、ぜひ色々と調べてみて下さいね。