2020年4月10日
宮司のぼやき…コロナの終息を願う…
このブログを更新した後、国から緊急事態宣言が発令され、その対象に福岡県も含まれました。かつて経験したことのない不急の事態となりました。これまで時世を鑑みて、春季例大祭の神振(奉納)行事をすべて中止し、例大祭だけは総代の参列の元、粛々と斎行する予定でしたが、この発令から急遽総代・崇敬者の参列を中止し、お手伝いいただく助勤の他神社の神職さんもご遠慮いただき、自社の神職3名だけで粛々とご奉仕申し上げることとなりました。私が神職となって当神社にご奉仕し初めての体験であり、この事態を冷静に見つめ判断せざる得ない状況となりました。
本当はこのブログを通じ、毎日桜の開花情報を流し、また今月の御朱印を紹介したところ山々ですが、不要不急の外出は控えるよう要請がありましたので、そういった「是非お詣りに来てください!」なんて言う記事はすべて書かないよう努めております。逆にこのような記事を更新する神社の神経が疑われると思います。
全国的に特に規模の大きな神社は、開門閉門の時間を短縮し、かつ社務の取り扱い、例えば御守や御札の授受・御祈祷などを受付をすべて中止している神社が増えております。当神社のように小規模神社はなかなかそこまで踏み込めませんが、御祈祷は1組ずつまた席の間隔も離しながらの対応、お札所はマスクの対応、お詣りする鈴緒は撤去せず毎日間隔おいての消毒、手水舎は柄杓4本置き、毎日洗浄消毒。少しでも日常的にお詣りいただくよう神社で注意を払っておりますが、あと使用するしないは自己判断に委ねております。
今まさに枝垂れ桜は満開に近くなりましたが、日曜日の雨で散っていくかと思います。15日に春季例大祭が斎行しますが、一日も早くウィルスの終息を願い、皆が安心して生活できるような祝詞を作成し、奏上したいと思います。
これからしばらく、宮司のぼやき…?にお付き合い下さいませ…。