2020年7月15日
禰宜のひとり言~15日大安
皆さま、こんにちは。
妙見では、今朝から霧雨が降ったり止んだりしています。
お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、本日は15日の大安ということで、とてもお日柄の良い日です。
なぜ15日?と参拝者の方に尋ねられることがあります。
これには諸説ありますが、今回ご紹介するのはあくまで当宮の宮司説によるものです。予め、ご了承ください。
朔日詣(ついたちまいり)や15日にお詣りされる方は多く、その理由は月の満ち欠けによるものです。
旧暦、すなわち太陰暦に基づき、満月と新月にあたる日にそれぞれお詣りする、ということです。
明治以降は新暦つまり太陽暦となり、さらに満月や新月になる日は毎月異なるため、今では1日と15日と定めて皆さんお詣りされています。
古来より日本人は、節目を大切にしてきました。
現代の日本人も、七五三、入学、引っ越しなど節目を大切にするように、当時の人々は月の満ち欠けを基準に、今ではひと月を半分に区切って1日と15日でお詣りするのだと思います。
大祓が6月と12月にあるのも、1年を半分に区切って、それぞれ半年間の罪穢れを祓うというものですね。
毎日神社にお詣りされている方、お正月だけの方、様々いらっしゃると思います。
普段、神社へ参拝する機会があまりない方や、どういうときに行けばよいのか分からない方は、意外と多くいらっしゃいます。
まずは1日だけ、15日だけ、お日柄が良い日、など何かきっかけを作ると、だんだん神社を身近に感じることができてくるのではないでしょうか。
皆様のお詣りを心よりお待ちしております。