足立山妙見宮 和気清麻呂公創祀全国唯宮 御祖神社

宮司のひとり言~墓石の移動(竣工祭)

    

こんにちは。照りつける陽射しというよりは、湿度が高いような気がします。ちょっと動くだけで、体から汗が噴き出ます。

今日は午前中、当神社の神道墓苑において墓石移動の竣工祭を執り行いました。もともとあった墓地からこちらへ移動した経緯であります。江戸時代から続いた家柄だけに、江戸期の墓石も残されており、今回その墓石も含めての移動となりました。江戸期の墓石は大変貴重なので、家の記録として大切にして頂きたいと思います。

    

私はマスクをつけたり、外したり…、汗でマスクがくっついたりと大変でしたが、無事にご奉仕できてよかったです。高台にある墓苑ですが、お墓のすぐ近くまで車で来れますので、ある意味お参りしやすい環境となっております。

最近、安易な葬送というと誤解を招かれるのかもしれませんが、既存の宗教での弔いなく直葬して散骨されたり、火葬後遺骨を放棄するなど私には考えられない事態が今の世の中では当たり前に行われている事実もあります。私はこのように墓前にて先祖を弔う儀式が継続されることを強く望みます。

祖先は決して現世の私たちを後押しして下さる、目に見えない存在です。目に見えないからこそ、信じられないという方々もいらっしゃるでしょうが、自身の生活が向上する一助に祖先神が後押しして下さるなら、味方にしていただいても損はないと思いますよ。もっとご自身のバックボーンを信仰して欲しい、大切にしてほしいと思います。