2017年10月31日
鰻の供養です。
放射冷却の影響か、随分今朝は気温が下がりました。が、日中は誠に良いお天気。平日でしたが婚礼もあり、冷たい空気の中でご新郎様ご新婦様の儀式は緊張の中にもどこか清々しさを感じました。
さて昨日のお話ですが、鳥町食堂街にある老舗の鰻料理の川淀さんが毎年恒例の鰻供養(慰霊)祭に参拝されました。数匹の鰻をご神前にお供えし、神事の後は近くの川に放流します。私たちは生きとし生けるものの命をいただいて生きています。ですから食前に「いただきます」という言葉があり、食後に「ごちそうさま」という言葉があります。今日の神事はまさに、鰻の「命」を供養し、そして感謝する神事。英訳してもこの言葉は見つかりません。そう、古来から日本人の「命」に対する考え方と思います。